2007年5月30日水曜日

母として、助産師として

助産を担う職業は1200年の歴史(大宝律令から!)を持っています。
名称はさまざまですが・・・。
その職業団体である日本助産師会は創立から80年を迎えました。

母は人類発生の時から存在します。
母が先か、人類が先か????????

私の祖母は10人の、母は3人の子を家で普通に産みました。
私が大切に思う助産師像は、「産婆」としてイメージするのが適切かと思います。
お母さんが住む村の中で、フットワークよく自転車で
凛々しく、温かく、たくましく走る姿です。
私が自転車で走る姿は「疾走」と表現されるらしく、まだまだ修行が足りません。
私の愛する産婆・・・だからこのブログは助産師と産婆を合わせて【jyosannba】なのです。
お気づきでしたか?

笑いながら子育てできるようお手伝いしていきたいと思っています。
先週の土曜日、図らずも妊婦さんから、
私が傍にいたら、お産の時笑いそうやと言われました。
それってベストな状態なのでは?
その妊婦さんは力が入らないから嫌だとおっしゃっていましたが・・・。

自分がしていないこと、できなかったことを人に押し付ける気はさらさらなく、
母としての自分自身の経験と、
のべにして年に1500人近いお母さんと触れ合っている助産師としての経験から
感じることを書いていきたい・・・・・・
今年こそ、せめて月1回は書き続けたい!

日本助産師会創立80周年の記念式典と総会・学会が5月半ばに東京で開催されました。
そのついで(?)に、一泊の宿を福島県のとある温泉に求め、
東京の友人に会うついでに温泉についてきた我が娘とともに
会津磐梯山周辺を回っていたときのこと。
5、6人の外国人がセルフタイマーで記念撮影をしようとしていたので、
シャッター押しましょうと声をかけました。

  私は英語は話せません。ほんの少しの英単語を知っているだけです。
  でも、表情と声の調子と身振り手振りで気持ちを伝える自信があります。
  なぜなら、言葉を話さない人々と日常的につきあってトレーニングしているからです。
  その人の名は、赤ちゃん。
  だから、今2歳未満の子どもを持っているお母さん、喜んでください。
  今の経験は、英会話を学ぶより貴重なコミュニケーション能力のレッスンになるんです。

無事写真を撮ってカメラを返し、立ち去る私の後ろを追いかけてきた娘。
「He is coolって言うてるで。クックックッ(当然笑っている)」
何で冷たいねん。どこが男やねん。失礼な。ぷりぷり#。
・・・・・・・・・ むなしい。
小旅行を終え、少しは英語のできる息子にこの話をしたら、
「おかん、かっこええって言われてんぞ。クックックッ(当然笑っている)」
英語はちゃんと学習しましょう。
He is coolとは口語で、チョーかっこいいという意味だそうです。
・・・・・・・・・ これは喜ぶべきことですか?

次回はこのコミュニケーション能力について書きます。
(毎回自分に課題を与えることにしました)