2008年2月24日日曜日

ごはんふたたび

あるおかあさんが言いました。

あんなに食べないのを気にして、あれこれ一所懸命がんばったけど、
大きくなったらなんでも食べたわ。
離乳食、あんなにがんばることなかったんや。

別のおかあさんが言いました。

他の子は野菜食べないって困ってる。
わが子は何でもよく食べて、
離乳食、がんばった甲斐があった。

ともに私が、離乳食の悩みを聞いてきたおかあさんです。
離乳食の工夫をお話してきたおかあさんです。
いわゆる、離乳の完了期に到達したおかあさんです。

やってきたことも、結果も、
たぶんそう大きくは違わないと思います。
なのに、この言葉の違いの大きさはどうでしょう。
この言葉を聞いた時、離乳食初心者のおかあさんはどう思うでしょう。

努力しても無駄だ。
努力は報われる。
おかあさんの気持ちは、必ず子どもへの気持ち、態度、言葉に現れます。
子育ての後輩たちに引き継がれます。

あなたは、子どもや子育ての後輩たちにどんな言葉を残しますか。
実は、自分の子どももまた、子育ての後輩であることに気付いていますか?