2006年9月23日土曜日

赤ちゃんの躾入門マニュアル


またも一月近くさぼってしまいました。
でも、休暇を一週間ほど取って、すっかりリフレッシュ!
遊ばないと働けない、情けない助産師です。

でも遊びは大事。
子どもは生活全て遊びです。
しつけも遊び感覚でどうぞ。
赤ちゃんは自分で動けるようになると、
安全かどうかを、お母さんやまわりの大人の顔を見て決めます。
これを「親(人)の顔色を見る」という言葉で表現すると、
なぜかいやな響きがありますね。

今日の赤ちゃんは9ヶ月。
わたしの事務机の上のペン、ノート、チラシ、ともかく全てが気になる。
ノートを触るので、手で押さえて「おばちゃん、だいじ」と言う。
それでもなお、引っ張ろうとするので、「あかん」と怖い顔をする。
まずは赤ちゃん、笑って、許しを乞うかのようにノートに触れる。
でも、私は顔をくずさない。怖い顔を続け、「あかん」と言う。
しばし、その顔を見つめた後、赤ちゃんはあたりを見回し、許してくれる誰かを探す。
そして、ノート、私の顔、他の大人の顔をながめまわし、考える。
「もしかして、だめか」と赤ちゃんが思い始めたかなと思ったその時、
「さわらなかったね、おりこうやったね」と褒めて、
頭をなでる、抱きしめる、ほおずりするといったスキスキ行動を起こすのです。
そして、ここが肝心、ごまかすのです。
???
こちょこちょ、くすぐりごっこをしたり、
たかい、たかいをしたり、
ハンカチを使っていないいないばぁをしたり、
ボールを転がしてみたり(こういう時は一緒に遊ぶこと)。
大体それではぐらかされてしまうのですが、
まだしつこく触ろうとする、根気強い、粘り強い、ごまかされない赤ちゃんには、
「○○ちゃんのんねぇ」と言って、違うノートを渡す。
それでもごまかされない天才肌の場合は、「おんも、行こうか」。
そしてその後は、ノートを見せないようにすることですね。

前に書いた、してはいけないことを教えることのマニュアル版でした。
「あぁ、そうしたらいいんですか」と今日(正しくは昨日)
言っておられたので、書くことにしました。

最後が遊びで、笑って終わると、お母さんも気分がいいですよ。